2008年10月27日

岩魚

 毎年3月1日が来ると、お正月の初詣よろしく出かける川があります。岐阜の蒲田川・・・・・3月1日は釣り人にとって長い冬を待った春です。解禁・・・・・この言葉の響きが、釣り人の心や体を目覚めさせるのです。沢山の仲間と共に、当然他からも大勢の釣り人が押し寄せ、この日の川は人人で河原は埋め尽くされなかなか釣りにならない・・・・・それでも魚は就餌行動である浮上波紋を起こします。それは非常に見つけにくい場所で起こり、見落としがちになることもしばしばです。
見落とさずに見つけることが出来れば釣りにはなると思います。


  そんな釣りの中で不思議な・・・・笑えるような、岩魚に出会ったことがあります。1泊2日の釣りで蒲田川の同じエリアで同じ魚を私が3回?釣って、S木師匠が2回?釣った、多分他の釣り人も釣っているかも・・・・なぜ同じ魚と判ったかと言うと、私が釣った魚の背中に、鳥か獣にやられた様な傷が有ったのです。S木師匠の釣った魚も同じ所に傷があり、全く同じ魚と判ったのです。
 いい仕事をする岩魚で、私の名前を付けられ「み〇よ〇くん」と呼ばれ、しばらくは、そのエリアの名物でした。


  その「み〇よ〇くん」も解禁、2週間後には釣り仲間のN西君に釣られ、N西くんのお母さんのお腹に収まってしまいました。 その話を聞いたとき笑えるような、寂しいようなちょっと複雑な・・・・・・


  渓流を永年釣りしていると「み〇よ〇くん」岩魚のような不思議な出来事や事象に出会うこともしばしです。機会がありましたら、書き綴りたいと思います。  

Posted by 西洋毛鉤釣師 at 20:20Comments(5)TrackBack(0)Fish