2008年11月26日

認定魚種・・・Part11

 メバル(眼張)は、カサゴ目メバル科に分類される魚の名称。北海道から九州沿岸の岩礁域に多く生息する海水魚で、美味な食用魚でもある。春告げ魚とも呼ばれる。


 全長は最大30cmほどだが、よく見かけるのは20cmほどまでである。体はカサゴよりも幅は薄く、体高が高い。全身は黒褐色で、数本のぼんやりとした黒い横しまがある。口と目が大きく、「メバル」という和名も大きく張り出した目に由来する。
北海道南部から九州、朝鮮半島南部まで分布し、海岸近くの海藻が多い岩礁域に群れをなして生息する。カサゴのように底にとどまらず、岩礁付近を群れて泳ぎ回るが、垂直に切り立った岩場に沿ってホバリングするように立ち泳ぎすることもある。岩礁の間から温泉が湧き出ている海域では、温泉の上に集まって立ち泳ぎする姿もみられる。食性は肉食で、貝類、多毛類、小型の甲殻類、小魚などを捕食する。

カサゴと同じく卵胎生で、冬に交尾したメスは体内で卵を受精・発生させ、交尾の1ヶ月後くらいに数千匹の稚魚を産む。稚魚は成長するまで海藻の間などに大群を作って生活する。

メバルは2008年8月日本魚類学会の機関紙では、これまで同種とされてきたメバルはDNA解析で3種類に分類できると発表された。「クロメバル」「アカメバル」「シロメバル」であるそうです。

  

Posted by 西洋毛鉤釣師 at 06:30Comments(0)TrackBack(0)Fish